envy と jealousy の違いと使い分け
今回は日本語ではどちらも 「ねたみ」 や 「嫉妬」と訳される envy と jealousy の違いに注目してみましょう。
envy と jealousy は似た意味の単語で、置き換え可能なケースも多々あります。
厳密ではありませんが、ある特定の状況ではこっちの単語を使ったほうが合っている、というケースがありますので、ここではその違いについてご紹介します。
いきなりですが、問題です!
「 海外旅行が大好きなあなた。ですが、最近仕事が忙しくて海外旅行いけていません。今日も忙しく仕事をしていると、友達が海外旅行中の写真を送ってきました。」
そんな時のうらやましいという「ねたみ」の気持ちを表現したい時は、envy を使ったほうが良いでしょうか? それとも jealousy を使ったほうが良いでしょうか?
envy と jealousy のねたみの気持ちの違い
envy の「ねたみ」はよく、自分が持っていないものを、他の人が持っている時に使われます。
対象は、物だったり、お金だったり、ステータスだったり、外見だったり、成し遂げたことだったり、様々です。
jealousy の「ねたみ」はよく、あなたの今持っているものを他の人が取っていくような状況で使われます。
特に恋愛や夫婦関係などで、あなたの彼氏・彼女や夫・妻というような立ち位置をおびやかすような存在があらわれた時によくつかわれます。
上記の理由から、jealousy の気持ちになるには少なくとも 3 人の登場人物が必要で、envy の気持ちになるのには登場人物は 2 人いれば良い、と説明されていることが多いです。
例えば、友達が自分がずっと欲しいと思っていた車を買った時は envy な気持ちになってしまうかもしれません。
もし、それに加えて、自分の彼女が友達にその車に乗せてもらったと聞いた時には jealousy な気持ちになってしまうかもしれませんね。
ということで、最初の「友達が海外旅行中の写真を送ってきた」時の気持ちは、自分にないものをうらやましく思う気持ちなので、 envy を使ったほうがあっていますね!