TOEIC リスニングのコツ - Part1 写真描写問題 - 根拠のない推測が含まれる選択肢はまちがい
TOEIC や TOEFL のような英語のテストでは、コツをちょっと知っているだけで点数をアップさせることができますよね。
今回は TOEIC のリスニングセクションの写真描写問題の攻略のコツのひとつをご紹介します。
TOEIC のリスニングセクション Part1 写真描写問題とは?
TOEIC のリスニングセクションの写真描写問題では、問題用紙に写真が一問につきひとつ印刷されています。
ナレーターがその写真について、A 、B、C、D と 4 つの説明文を一度だけ読み上げます。
その 4 つの中から、写真を最も的確に描写しているものを選択する、という問題です。
ページが変わるかもしれないのでリンクは貼りませんが "TOEIC サンプル問題" と検索すると、公式の TOEIC のサイトのサンプル問題が出てくると思います。
TOEIC リスニングの Part1 コツ - 根拠のない推測が含まれる選択肢はまちがい
この写真描写問題ですが、正解以外の選択肢が写真と全く違うことを言っている場合は、正解を選ぶのは比較的簡単です。
ですが、問題パターンのひとつに、間違っているかどうかわからないような説明文が並ぶことがあります。
例えば、次のような写真が問題用紙に印刷されていて、以下のようなナレーションが流れるケースです。
[写真]
[ナレーション]
A. The woman is sitting at her desk.
B. The woman is updating the software on her computer.
C. The woman is just started working.
D. The woman is writing an email.
全部の説明文がはっきり聞き取れたとしても、とっさにどれを選ぶか、ちょっと迷ってしまいませんか?
この問題の正解は A です。
なぜなら、他の選択肢には、写真からは特定できない、根拠のない推測が含まれているからです。
B については、この女性は computer を使ってはいますが、画面が見えていないので、ソフトウエアの更新をしているかどうかわからないので、根拠のない推測が含まれています。
D についても同様で、Eメールを書いているのかどうかわからないので、根拠のない推測が含まれていますね。
C はこの女性が今働き始めたどうか、この写真からは判断がつかないので、これもまた根拠のない推測が含まれています。
A の女性が机に向かっているという説明文だけが、推測なしに写真を最も的確に描写しています。
ここで、A の説明文が The woman is working at her desk. だったとします。
「 働いている 」という箇所は推測とも言えますが、写真を見るとオフィスっぽいところで働いていそうなので、この場合は根拠のある推測で、やはり選択肢の中では一番写真を的確に描写していると言えます。
このように、TOEIC のリスニングセクション Part1 写真描写問題では、説明文に写真からは特定できないような推測が含まれている時は、通常その選択肢は間違いです。
ナレーションを聞いていて「 あ、勝手に推測している! 」と思ったらその説明文を選択肢から消せますね